ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

COLABO問題、人のやさしさにつけこむ悪党たち。

 私は過去に数年間ウツになったことがある。

 この時私は地方自治体に大変お世話になった。

 うつになると何もできない。

 調子の良い時に勇気を出して東京都の保健センターに足を運んだが、女性の職員の方はとても親切だった。保険局のほとんどの人が女性だった。こころが弱っている時に女性が相手してくれるのはありがたい。

 医師がウツと診断しているのに私はウツをどこかで認めていなかった。保健センターでは躊躇する私に障害者手続きをすればいいと誘導してくれた。ちょうど定年にもなっていてそのままにしていた失業保険をハローワークに行って手続きせよと背中を押してくれた。医療費の免除手続きやリハビリについても案内があった。

 今まで税金も保険も払うばかり負担するばかりで今回は受給者になった。社会に貢献はすることはあっても社会から援助される立場になったのは初めてだった。

 不備はあるのかもしれないが日本の弱者へのサポートのシステムはそれなりにできていると思った。これはもしかすると財政的に余裕のある東京都だけのことなのかもしれないが、全国で大きな差があるとは思えない。

 それだけではない、職員の人達が出来る範囲で困った人たちに寄り添っているのが感じとれた。

 そんな性善説で成り立っている世界に悪意をもってすれば簡単に金を誤魔化すことができる。

 COLABOは一度目の監査で問題を指摘され2月28日までに再度監査結果が出ることになっている。

 不正が確定すれば二度と同じような悪人が出てこないように法的に社会的に徹底的に断罪すべきだ。そうしないと弱者に寄り添っている人たちが弱い人たちに疑いをもって接しなくてはらなくなる。社会の大損失だ。

 

2023年2月23日