コオロギ食で敷島パンが炎上している。
敷島パンが不当な非難には裁判すると言ってしまってさらに炎上し火柱が立っている状態だ。
私も気持ち悪いし無性に腹が立ってくるのはなぜか考えてみた。
敷島パンがおろそかにしたのは「食に対する人々の気持ち」すなわち人の尊厳を傷つけたからだ。
気持悪いけど食料問題の解決になる、気持悪いけど環境にやさしい、気持ち悪いけどタンパク質が多い、気持ち悪いけど衛生面で管理している、気持ち悪いけど生産ラインは別にしている、気持ち悪いけど無理強いはしていない、気持ち悪いけど僕たちは考えているんだ、と敷島パンは言っているように聞こえる。
人々の99%以上が気持ち悪いと思うことを他の理由で抑え込もうとしているのだ。
人の尊厳を真っ向から否定している。
この世の中には人によっては気持ち悪い食べ物がある。日本通は別として外国人はみんな刺身が好きなわけではない、八丈島のくさやは本当に臭い、納豆も関西人で今も食べない人がいる、イスラムの人は豚肉を食べないし、イナゴが平気な人も少ない。
我々はそのことを知っていて相手の気持ちを大切にして無理強いしないだけでなく話題にすることも避けることがある。相手を思いやるからだ。
パンをトースターに入れてこんがり香ばしく茶色に焼きあがったところにバターを塗る、コーヒーを入れて小麦粉、砂糖、バターが旨く配合されたフィナンシエを一つつまむ。
敷島パンは私からこの食の楽しみを奪った。
粉が入っていないと言われても敷島パンの製品を見ると真っ黒なコオロギをつい想像してしまう。正直スーパーに製品が並んでいるだけでもコオロギを想像する。
気持悪い、敷島パンのトップは消費者の尊厳を無視したのだ、敷島パンに一ミリの正義もない。
私は敷島パンの製品を買わない。
2023年3月8日
追加になるが敷島パンはコオロギ製品は別の製造ラインと言っている。10ある工場以外で生産されたのであればどこの工場なのか。製造会社で働いた経験からするとわずかの生産量で設備投資したとは思えない。おそらく試験設備で生産された可能性がある。その試験設備ではほかの普通の製品は製造されていないのだろうか。生産設備が別と言うのであれば自信を持って敷島パンはコオロギの養殖、屠殺、粉末、生産、在庫、流通、のすべてを公開すべきだ 以上