ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

ところで中国のゼロコロナ政策解除のその後はどうなったのか。

 その後中国のゼロコロナ政策解除の後はどうなったのか、日本政府が中国からの入国者の規制を緩和したことだけが報道されている。

 昨年末12月7日から中国は厳しく規制していた行動制限を取りやめ原則行動自由に方針を180度変更した。

 日本の評論家特に日頃中国共産党を面白く思わない保守系の人達は経済政治が大混乱すると予想し所謂「他人の不幸は蜜の味」の意見が続いた。

 私も21世紀の最大の悪は中国共産党だと思っているが、中国ゼロコロナ政策解除については違った意見を持っていた。 

 過去のブログ「中国のコロナ政策は実は間違っていないかもしれない」(2023年1月2日)で、「混乱する中国を見てそらみたことかと西側諸国のメディアは報道しているが、私は中国政府の政策転換は正しいと考えている。」と述べた。

 そして、中国政府が西側のワクチンを持っていない以上国民が集団免疫を持つには感染を広めるしかないし、長期間でずるずるやれば経済的損失ばかりか行動制限による健康悪化で死者も出る、中国の医療システムは発展途上国レベルではなくある程度の負荷に耐えられるので、一気に感染を広げるのが得策であり、それしか方法はないとした。

 実際に日本政府が中国からの入国管理を弱めたといいうことは感染が4ヶ月で落ち着いていることになる。

 この間の中国政府が発表している死者数は当てにならないので大量の死者が出たのだろう。正確な死者数が未来永劫分からないというのは確かだ。

 しかし中国がすでにコロナ感染ををコントロールできるレベルにしているのは事実だ。

 私の予想は当たったことになるが、保守の論客の皆さんは過去の発言の反省、振り返りもないようだ。

 保守のいいところは現実主義、リアリズムだと私は思っている。

 気に食わないから悪い予想をすると言うのは間違っている。いやなことも客観的に考えるのがリアリズムの基本であることを思い出し反省してもらいたい。

 さて一つ違っていたとしたら私は落ち着くまでに6か月としたがどうも4か月で収束したようだ、その点は私の予想より早かったことになる。

2023年3月9日