ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

東京都心6区はまだ不動産価格が上がっている。

 東京カンテイ4月の70平米中古マンション価格レポートによると、東京6区(新宿区、千代田区、港区、渋谷区、中央区、文京区)の中古マンションは前月比0.5%、前年同月比5.0%の上昇で1億225万円となった。

 このブログでは1月17日、3月22日に東京の不動産はそろそろ値下がりの兆しが出ているとしたが外れてしまった。

 確かに2月、3月は全国的に中古マンションは足踏み状態で一本調子の値上がりではなくなっていた。全国的にブレーキがかかっている点は予想が当たっていたのだが、東京都心の6区はその期間でも毎月値上がりが続いいていた。

 東京都心マンションの力強さに驚くばかりだ。

 今株価が上がっていることを考えるとしばらくの間は東京六区の不動産下落はないのかもしれない。

 70平米中古マンションの平均価格1億225万円は普通のサラリーマンでは買えない金額だ。

 過去のブログで述べたがこのマンションの一階には東京のジモチーたちが住んでいる。

 江戸っ子ではないが、親の世代以前から住んでいて親から近所の不動産を相続してそれを売ったりまたはそのまま賃貸にして移り住んできている。

 東京6区の中にいくつかの不動産を持っている人が多い。東京の山手線内にまだ畑が点在していた頃に親か祖父母が東京に引っ越してきて安く近所の不動産を買ったのだ。

 大企業で働くエリートはどうもいない。みなさんあっさりして都会の人らしい。そしてつつましく生活しているようにみえる。だが不動産の話を聞くと東京の地価上昇で資産金額は相当なもののようだ。

 今地方出身者はうまくいくと東京都内の自由が丘や吉祥寺に住める。ほとんどは埼玉や千葉に住むしかない。一生懸命働いて長い通勤時間に耐えて東京にある企業を儲けさせている。その結果東京都心の土地の価格が上がり、1,2世代先に住んだ東京のジモチーたちの資産を増やしている、と言う構図のようだ。

 労働してきた私にはなんとも不公平な世界に見える。

2023年5月25日