ドラコの資産運用 織田俊夫

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長野県4人殺人事件、ホリエモンが田舎から逃げろとコメント

 長野県で警官2人を含む4名が殺害された。容疑者は30歳台の若者で父の農家を手伝いその父は市議会議長だ。

 この事件についてホリエモンがコメントしていた。

 まとめると「人を殺すなどもってのほか、4人も殺したら死刑になる、死にたいなら人に迷惑を掛けずに自分で死ね、だが人殺しも自殺もだめだ、若者たちよ、不満があるなら田舎を出ればいい、すぐに逃げろ。」というものだった。

 まともな意見だと思う。

 犯人が動機を言ってないので4人もの人を殺すに至った理由については分からないが、私はホリエモンの言っていることがよくわかる。

 ホリエモンは田舎には近所の目やしがらみがあって住みにくい、特に仕事がないあるいは優秀でない男性が田舎にいると近所の目が厳しく家族の中でも立場がないと言う。

 ホリエモンには今も九州の田舎の友人がいるが、中には田舎の生活でのストレスで精神を病んでしまった人もいるらしい。

 女性の場合身一つで都会にでてもキャバクラで働けば生活ができるが、能力のない男性にとって都会は厳しく田舎を出ずらい。

 ホリエモンの父親はサラリーマンであるにも関わらず「家を継げ」と言ったらしい。そこで何としても東京に出ると言うことで東大に入り田舎を抜け出したのだ。

 一瞬ホリエモンはえらく田舎に住んでいたのだと思ったのだが、自分を振り返ると同じだった。

 私の父は地方のサラリーマンだった。住まいは小さな地方都市のニュータウンだった。

 親は自由にしてもいいと言いながら、兄と私には地元の国立大学に行け、地方公務員になって県庁や市役所に勤めるのがいい、地方銀行もいい、と事あるごとに言っていた。

 何としても地元から離れようと思って勉強した。ホリエモンと同じ思いだったのだ。

 兄も私も転勤族になり定年を迎えた。父が亡くなり母のほうが引越しをして兄の近所のシニアマンションに住んでいる。残った田舎の家と墓は数年前の処分した。

 兄も私も田舎になんの未練もない。家と墓を売ってから数年経つが一度も田舎に行っていない。

 昔田舎に帰ると親の家でほとんどの時間を過ごしていた。散歩するのが精いっぱい、どこかに行こうとすると「どこに行くの?」と親に尋ねられる、なぜか外出するのが億劫になり家に縛られてしまう。あの雰囲気を思い出すと本当に都会に住んで良かったと思っている。

2023年5月27日