ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

「ご苦労様」目上に使ってはいけない、ならばおまわりさんにどう言ったらいいの?

 近所に交番があって近くに夜の繁華街があることもあってそこそこ忙しい。

 朝散歩で前を通ると、行先が分からなくなった酔っぱらいを乗せたタクシー、けんかでケガをした南アジア系外国人、携帯電話を落としたおねえさん、何やら揉めてるキャバクラのお姉さんとそのホスト、などけっこうな頻度で交番は忙しい。

 たまに平和で何事もなく交番の前を通る時に声をかけようかとも思うのだが、そのまま素通りしている。「おはようございます」でもいいかもしれないが、しょうもない事件に日々真面目に取り組んでいるおまわりさんにねぎらいの言葉を掛けたい。

 「ご苦労様です。」はだめらしい。

 実は私の田舎では目上にも「ご苦労様」と言う言葉を使う。普通に校長先生、銀行の支店長、市長、に対して使う。

 目上に使ってはいけないと知ったのは就職してからだった。

 その時から私は目上の人にねぎらいの言葉を掛けるときに思わず躊躇してしまう。私には「お疲れ様です。」は何やらしっくりしない。

 インターネットで調べてみると昔は目上の人にも普通に使っていたらしい。つまり私の田舎は城下町であったからだろう、伝統的には正しかったのだ。

 明治頃か昭和にだれかがそんな言葉狩りをやったのだ。

 どうせ気取ったマスコミが勝手に決めていつの間にか常識になってしまったに違いない。

 私が「お疲れ様」と言われたら思わず「苦労したけど疲れてないよ。」と言いたくなる。まして日々力強く治安に取り組んでいる屈強な警察官に「お疲れ様」と言ったら「自分は大丈夫です。」と言われてしまいそうな気がする。

 百歩譲って目上の人に「ご苦労様」は使わないとして、時々交番にいる若い女性のおまわりさんにどういってねぎらいの声をかけたらいいのか教えてほしい。ほらマスコミの君たち答えろ。

2022年11月11日