ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

東京は天気がいい。

 東京の中古マンション価格が今週発表されるだろうが先月まで価格下落の兆候が見えない。東京に情報と金が集まってくるからだろうが東京の天気がいいことも不動産の基礎になっているのではないかと思う。

 梅雨で湿気があって生暖かくうっとうしい。

 これから本格的な夏になると東京都心が温暖化で暑くなっていると言うニュースが続くに違いない。

 原因が地球全体の温暖化なのかヒートアイランド現象なのかは分からないが、江戸時代と比べると暑くなっているようだ。

 だが日本の都市の中で東京の気候は一番いいと思う。

 京都、大阪、福岡など西日本は夏が長くて暑い。6月になれば暑く9月の終わりになっても暑い。

 それに比べて東京が本当に暑いのは7月末から8月中旬ぐらいだ。お盆のころにはヒグラシ(ツクツクボウシ)が鳴き出す。極暑は東京では7月末から8月中旬の1か月、関西以西は6,7,8月の3か月だ。

 台風は九州、四国、近畿地方に上陸することが多い。関東地方に上陸する台風もあるが数は少ないし、東京は東にあるので普通の台風の進路ではかなり弱まっている。

 冬の東京の寒さは緩い。京都は底冷えするし大阪も意外と寒い。

 東京の冬は快晴の日が続く。関東内部の街はアルプスを越えてきたからっ風が猛烈に吹いて気温以上に寒く感じられる。仙台は太平洋側で冬は晴れている日が多いが風が強い。

 東京はアルプスを越えて回り込んできた北東の風と富士山の南を回ってきた西風がぶつかり合い風が弱くなる。

 大阪、京都はあまり雪は降らないが、名古屋は福井県滋賀県の境のあたりの山が低いので雲が流れ込んで結構雪が降る時がある。

 東京では雪が降ると喜ぶ人が多いが、実際鉄道は止まる。同じように北国の人にとって雪は迷惑な話で雪は降らないほうがいい。

 昔のブログで述べたように東京の不動産価格が高い理由は気候が良い点もあると思う。

 世界的にみても主要都市の中でダントツで天候が穏やかだ。

 シンガポール人の友人がシンガポールはアジアのハブになったとか不動産価格は東京より高くなったとか一人当たりの所得は日本以上だとか自慢していたが、いつも私は「でも暑いよ、こんなとこ一生住みたくない。」と意地悪を言っていた。今も本気でそう思っている。

 そういえば昔母が「岡山の人はひとのこころが分からんらしい、天気が良すぎて悩みがないからや。」と言っていたのを思い出した。

 関西人の悪口なのだろう。そんなことはないと思うが岡山は瀬戸内気候で雨も降らずいいところなと言う意味なのだと思う。

 一度岡山に行ってみたいと思っている。

2020年6月21日