ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

「DIE WITH ZERO」ビル・パーキンスを読んで。

 「DIE WITH ZERO]とは亡くなる時に資産ゼロをめざせという趣旨だ。

 フィナンシアルアドバイザーなどの意見も老後のためにどうお金を貯めていくかとか、FIRE早期退職するにはどうしたらよいかなどの意見は多い。だがお金を使いきってあの世に行く意義や方法を述べるものはほとんどない。 

 最初に人生いい経験をすることが大事だと著者は言う。そのためにお金を使うべきだと。

 お金を貯めるには時間が必要だが、いい経験をするにも時間が必要だ。

 お金を貯めただけであの世に行くのはいい経験をせずに一生を終わることになる。

 そんなことは分かっていると言うかもしれないが、実際は老後の生活がなんとなく心配でお金を貯め続け貯めたお金を使わずにあの世に行ってしまう。

 そんなバカなことはやめろと言うことだ。

 歳を取るとともに行動力が落ちてお金を使えなくなっていく。

 20歳代で経験できる多くのことは年寄りになると経験ができない。例えばリュック一つ担いでの貧乏旅行は若者にはできるが、30歳にもなれば苦痛だ。

 若い間にお金を貯めることを否定しないが経験できることはすべてやっておけと言う。

 また資産を全部使ってしまったら、こどものために資産を残せないと言う人がいるがそれは欺瞞ではないかと著者は言う。

 真剣にこどものことを考えているのかと批判する。

 資産を残すのなら生きている間に譲るべきだ、こどもが若い間に資産を渡してやればいろんな使い方があってこどもの可能性が広がる。本人が85歳で亡くなったとして60歳のこどもに資産を譲っても退職金が増えるようなもので使い道がない。

 途中までしか読んでいないのだが、今日も私は日経平均株価やダウ平均株価が少し下がったとかドル円が下落したとか米国金利が高止まりしているとかニュースを追いかけている。

 まあ好きだからやっているのだが、これからは趣味と割り切り金の使い方について真剣に考えることにする。

2023年7月11日