ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

ガ―シ―は芸能界に”人権”を持ち込んでしまった。

 岡田斗司夫氏によると世の中には人権がある世界とない世界があるらしい。

 刑務所の中では自由はなく基本的人権は大幅に制限されれいる、罪を償うための場所だからしょうがない。

 軍隊も基本的人権がない。命令だと言って無理やり死ぬかもしれない戦場に追いやられるのだ。生存権と言う最低限人間に必要な人権がないのだ。

 刑務所も軍隊も法律で人権が制限されているが、この世の中には法律がないのに人権が制限されているところがある。

 たとえばヤク〇の世界では彼らの考える不祥事を起こすと殺されたりする。人権は制限されているが法律とは関係がない世界だ。

 岡田氏が言うには芸能界も同様に人権がない所なのだ。

 確かにそうかもしれない。

 未成年のこどもに性行為を強要するなど明らかに重犯罪だ。しかも被害者の数は日本の性被害者数としては史上最多になる。

 にもかかわらずジャニー喜多川を擁護する発言が芸能人から多く出てきた。

「あなたはそれで売れたじゃないの、(そもそも芸能界は裏で性の売り買いをする人権のない所、そんなこと最初から知ってたでしょ)」

「売れなかったのはあなたのせいよ、(ジャニー喜多川は売れっ子を沢山作ったのよ、こどもが少々おもちゃにされて何の問題があるの、そんな世界なんだから)」

 結局のところ美川憲一にしてもデヴィ婦人にしても、彼らが言いたいのは芸能界は基本的人権のないところなのに何をいまさら言ってるんだ、ということなのだろう。

 ガ―シ―はそんなまともではないところに人権問題を持ち込んだということだ。人権に厳しい海外メディアが敏感に報道をし、ガラパゴス化していた芸能界が驚き慌てているということだ。

 ジャニーズ事務所、テレビ放送局、新聞社、広告主の企業、警察、はどうせそんなところだと思っていたのに突然人権に気づかされた。ヤク〇がヤク〇のルールで生きてきたのに突然小○を詰めるのは傷害であり犯罪なので人権侵害だと批難されてびっくりしているというようなものかもしれない。

2023年8月23日