ハマスの攻撃はテロでパレスチナは非難されるべきだとしたり、その前にイスラエルはガザ地区でパレスチナ人を弾圧していたとか、どちらが悪いという議論が政治学者や専門家と言われる人たちの間でなされている。どちらが悪いの議論は永遠に続きそうだ。
明快な答えになるか分からないが塾講師で歴史学者の茂木誠氏の解説が一番しっくりいく。以下が彼の説明だ。
要約:
「この世の中には戦争をしたい人たちがいる。
イスラエルに住むほとんどの人達は平和な生活を望んでいてガザ地区やヨルダン川西岸にイスラエルの領土を武力で広げることに懐疑的だ。だがユダヤ人の、ネタニヤフ首相などを含む一部の人達は旧約聖書に書かれた領土を理想として戦争をしたがっている。
パレスチナに住むほとんどの人達は平和な生活を望んでいる。ユダヤ人に土地を奪われてもそれでも人の命が失われるほうが辛いことだと考えている。だがパレスチナ人の、ハマスを含む人たちはユダヤ人を殺すテロ活動をやりたいと思っている。
残念ながら戦争をしたい人たちが政治を握るとそこに戦争が起こる。」
私が付け加えるならば以下の通りだ。
昨日ブログで述べた戦争好きのアメリカのネオコンも、ウクライナ東部のロシア系住民を弾圧しロシアによる侵攻の口実を与えたウクライナのネオナチも、アメリカ人の一部でありウクライナ人の一部だ。だが彼らが政治軍事を握ってしまったのだ。
まさに戦争をしたい人たちが政治をすると悲劇が起こる。
2023年10月14日