ロシアは日々東部戦線で前進している。
西側のメディアはほとんど報道していないが、軍事専門サイトによると平均して1日1キロのペースでロシア軍は前進している。トランプ大統領が就任する来年1月までの250日の間に250キロ前進することになる。ウクライナ軍がさらに劣勢になればロシア軍の進軍は加速度的に速くなり重要港湾都市オデッサや首都キーフが占領されることもあり得る。
アメリカ下院でウクライナ支援法案が可決される見込みとなった。
トランプ氏が圧力をかけ共和党が長らく法案に反対していた。共和党が法案成立に軟化したのは戦況があまりにもウクライナに不利になってきたからだ。
このままだとトランプ氏が大統領になる前にウクライナ軍が総崩れとなりロシアがウクライナを全土を掌握してしまう、トランプ氏はロシアとの即時停戦を主張しているもののウクライナの完全敗北は困る。来年1月までウクライナが完全敗北しないための支援予算可決なのだ。
戦況はそこまでウクライナに不利になっていると理解すべきだ。
ウクライナは疲弊している、武器を供与してももう兵士はいない。議会法案が通りアメリカの武器支援が実施されたとしてもロシア軍の侵攻を数カ月遅らせることができる程度だろう。
今回の支援は2025年1月までロシアがキーフやオデッサを占領させない程度のものでしかないと理解すべきだ。
ウクライナに勝利はない、ロシアに占領された5州を取り戻すことなど夢の夢だ。
2024年4月21日