ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

コロナウイルス生物兵器説はまったくの作り話か?

 コロナウイルスは中国武漢にある生物兵器研究所から漏れたという説が特にインターネットで出回っている。

 イスラエルの学者が米国の新聞に投稿したことが発端だ。そのような可能性を米国の新聞が掲載しているわけで全く可能性のないフェイクニュースには当たらない。

 当初海鮮市場に勤めていない人からも発生していてその当時人から人への感染がないとする海鮮市場が感染源でない可能性がある、と考えるのはおかしくない。

 マスコミは必ずしもそのニュースが信頼できないと考えているのか、あるいは未確認の情報で中国政府を刺激するのはよくないと忖度しているのか、生物兵器研究所感染源説についてはほとんど報道されていない。

 だがそもそも中国政府の発表には大きな疑問がある、「コロナウイルス武漢の生鮮市場のコウモリあるいはヘビから人間に感染した」と中国政府は言っているが証拠は示していない。

 コウモリやヘビが発生源であれば少なくとも同じウイルスを保菌しているコウモリやヘビを捕獲している、あるいはその肉を保存している事実がないと感染源の証明にはならない。中国政府が海鮮市場を発生源とする論理的な説明がなされていない。

 かつてO157が蔓延したさいに「カイワレ大根」が原因とされた。スーパーからカイワレ大根は姿を消しカイワレ大根生産業者は甚大な被害を受けた。結局後にカイワレ大根からO157は検出されず無実だと言うことが分かったが、カイワレ大根はその後長い間スーパーの棚から消えてしまった。

 そんな簡単に野生動物から新しいウイルスがうつるものなのだろうか、免疫の専門家ではないからその確率は分からないが、中国政府が論理的な原因の説明がない以上海鮮市場を原因とするのは一つの可能性とし生物兵器研究所から漏れた説も同じく一つの可能性として考えるのが常識的なものの考え方だと思う。