ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

コロナウイルス、厚生省は最初から水際作戦を放棄していた。

 厚生省は最初から水際作戦を放棄していたと考えられる。

 過去インフルエンザA型の際厚生省は到着する飛行機の中を消毒したり、生徒の一人が発病した米国修学旅行生を京都の旅館に閉じ込めたりして徹底した水際作戦をした。

 当時厚生労働省内でどうせ広まるから水際作戦は意味がないとの主張もあったが最終的に水際作戦放棄案は排除された。その後徹底した水際作戦にもかかわらず蔓延し今はインフルエンザA型は一般的な病気となってしまった。

 結果として水際作戦放棄案は正しかったことが証明されてしまった。

 おそらく厚生労働省はこの記憶があったに違いない。「新型コロナウイルスはインフルエンザA型のようにどうせ日本に広まる、ならば水際作戦は徹底しても意味がない。」と考えたのだろう。

 事実今回の水際作戦は徹底されていない。入国制限は中国全土でやるべきだったしインフルエンザA型のように到着する飛行機をすべて消毒すべきだった。

 つまり厚生労働省は最初から水際作戦を本気でやる気がなかったのだ。

 さらに「風邪の原因の一つであるコロナウイルスの単なる新種で中国では死亡率が高いが日本は医療設備が整っているから大丈夫、実際インフルエンザでも中国での死亡率は日本より格段に高い。」と高をくくっていたのだろう。 

 だが2月13日に初の死亡者が出てその後死亡者が続いた。日本での死亡率が1〜2%と高く中国とかわらないことが分かり厚生労働省は焦りだした。その結果今回の小中学校休校となったのだ。

 

2020年2月29日