「安倍首相、布マスクありがとうございます。」
妻が布マスクの写真と一緒に家族のラインに書いたメッセージだ。
本当にそうだと思う。たしかに最初国民が生活に困りだしているのに政府のやるのはたったマスク二枚かという批判があったし、私も政府はもっと抜本的な支援を早く行わないといけないと思い苛立ちを感じていた。
だがマスクについてはマスコミはまともに評価していない、そしていつものことだが野党のなんでも批判することは変わりがない。
まず市中に無くなってしまった使え捨てマスクに比べて布マスクは何度でも使用できる。思えば50年前我々はインフルエンザ感染を広めないために布マスクをして学校に行っていた。政府配布のマスクは繰り返し使えることを思い出させてくれた。
使え捨てマスクは環境上問題だ。使え捨てマスクは石油からできており(ブログ3月18日)、使えば使るほどCO2を排出することになる。レジ袋やストローについてとやかく言う環境団体が使い捨てマスクについて何も言わないのはおかしい。
この2枚のマスクで日本国民は市販の使い捨てマスクから繰り返し使えるマスクに乗り換える。国民みんなが乗り換えをすれば中国から大量に輸入する必要はなくなるし、この混乱で一儲けしようとしたヤカラに大損を食わせることもできる。
野党などはマスク代金500億円を使って人工呼吸器やECMOなどを買うべきだと言っているが、このような機器を購入するのにどれだけの時間がかかるか分かっていない。コロナウイルスが蔓延した今余った在庫など世界に一台もないだろうし、新たに注文すれば少なくとも3か月はかかる。まして今各国が発注をしている状況で通常の納期で購入することなど不可能だ。そして政府はその予算はマスクとは別に考えている。
素直に「安倍首相、布マスクありがとうございます。」というのが素直で正しい考え方なのではないかと思う。
2020年3月25日