ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

中国共産党だけでなく中国国民も敵だ、は差別ではない。

  8月4日のブログ「何度も違うアメリカ、中国共産党が敵で中国国民は敵ではないは間違い」で中国共産党がなくなっても中国国民の価値観が変わらない限り同じような政府が出来て反米反日を繰り替えるとした。我々の敵は中国国民でありその価値観であるとした。

 中国共産党がつぶれたら中国が親米国家になるとアメリカはまさか本気で信じていないだろうと思いたいが、「豊かになれば中国は民主化する」などと言うことを50年間信じてきたのだから、今回も本気で間違ったことを信じている可能性がある。

  中国共産党ウイグルチベット、モンゴル、香港などで人権弾圧をしていても毎日の生活が安定するのであればそれでいい、あるいは欧米から技術を盗んできても金持ちになれるのであればいい、という拝金主義という価値観が中国国民にはしみついているのだ。

 このように中国人自身の問題でその価値観の問題だというと、中国人を差別するとかいう人が出てくるがそれは違う。 

 同じことが日本人や欧米人についても言える。

 多くの欧米日の企業は中国共産党が人権弾圧をしていることに目をつむり金儲けにまい進してきた。それは中国共産党の横暴に目をつむり毎日の生活の糧を得ることを優先し、あるいは共産党員とつるんで大儲けをしている中国国民と同じである。

 アメリカは「豊かになれば中国は民主化する」と言ってきたが、それはきれいごとであり、「金儲けさせていただくが民主化はしなくてもいい」と同義語だった。

 金以外の価値を無視、あるいは軽視する世界の拝金主義が中国共産党の暴走を許している。それは中国国民の心の中にある価値観であり、同時に欧米日のビジネスマンの心の中にある価値観だ。

 我々はこの間違った価値観とその間違った価値観を生きる道筋にしている人たちと戦わなくてはならない。

2020年8月15日