ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

中国共産党を潰してはならない、10年かけて中国を衰退させるのだ。

 結局のところ中国共産党がつぶれて民主主義国家が生まれたとしても反米、反日の政府ができるに違いない。

 アメリカのスターウォーズ計画で軍拡競争で疲弊したソビエト連邦は崩壊した。分裂して残ったロシアは自由選挙を基本とする民主国家として生まれ変わった。

 しかしロシアは経済的にアメリカに大きな差をつけられたにも関わらずいまだにしぶとくアメリカに対立しているし日本に対しても北方領土を返還する気配はない。そしてロシア国民の過半数は今のロシア政府を支持しており、しかもプーチン大統領を2028年まで就任することができる憲法国民投票で可決した。

 同じように中国共産党が崩壊してその後に民主国家が出来たとしても中国人は自由選挙で反米反日の政府を作り出すに違いない。

 先のブログで述べたように自由選挙で選ばれた政府であればアメリカも日本も文句をつけるのが難しくなる。当然西側諸国に中国側につく脱落裏切り国家が出てくるはずだ。国単位での脱落、裏切りだけでなく、日本、アメリカ、ヨーロッパの国内に親中派は増えることになる。反中派が親中派を批判することは中国が形だけでも自由選挙をやれば難しくなり、その結果親中派が力を持つことは容易に想像できる。

 今の習近平政権ならば全体主義者であり悪であり敵であると世界は連帯して批判することができる。中国共産党が今のような覇権主義を貫こうとする限り自由主義国家は容易に団結することができるのだ。

 自由主義諸国が団結を続けるために中国を簡単に民主主義国家にしてはならない。今の習近平中国共産党が指導する中国は世界の敵のままにしておべきで、世界各国は協力して20年間にわたって軍事、経済で締め付けを行い、中国自身の力をそいでいくことが重要だ。

 そして20年経って中国が経済的に疲弊し、少子化で人口が減少し老齢化が進み、世界に大きな影響がない状況になった時に初めて中国に自由と民主主義を与えるべきなのだ。

 間違っても数年の間に中国に民主主義という春を迎えさせたら日本だけでなく世界が地獄に行くことになる。

2020年8月2日