ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

不動産投資その3 テレワークだからといって首都圏通勤時間1時間の街に住むのは意味がない

 テレワークだからと言って首都圏通勤時間30分〜1時間のマンションの価値が上がるとは思えない。

 東京近郊通勤圏の街は一部の例外を除いてどこもかしこも似たり寄ったりで面白くない。駅まで何分駅から都心まで何分という価値しかないマンションがテレワークで価値が見いだされることはない。

 テレワークで自宅にいる時間が長くなるとそんな住宅の周りがいかに不便で面白くないかが分かってくる。

 100メートル以内にあるのは野球もサッカーもできない小さな公園と運良ければコンビニエンスストアだ。スーパーに買い物に行くにもバスに乗るか車に乗って出かけないといけない。映画を見ようとすれば30分かけて近くの衛星都市に行くか、新宿渋谷まで1時間かけて行かなくてはいけない。

 何の歴史的史跡もないので街はとても薄っぺらい。小中学校の校歌の歌詞をみてもどこも東京都からはるか離れて最近はビルが高くてなかなか見られない富士山か近くの歌詞にするにはどうかと思う川(どぶ川?)を愛でている。

 テレワークをするとして自宅近くに徒歩あるいは自転車で行ける範囲にほっとするような自然、まともな大きな公園、海、山、川、そして図書館、体育館などの運動施設、そしてスーパーマーケットと喫茶店など、がない住宅は価値がますます無くなることになる。

 これから30年以内に東京の人口も減りだす。まずは何の面白みもない通勤時間1時間以上の街が廃墟になっていくだろう。そしてそのあと通勤圏50分、40分圏と言うマンションが価値が下がっていく。

 最初は町田で次は府中そして世田谷も決して面白い街ではないから例外にならず順番に価値は下がっていくはずだ。

 なんのとりえない東京近郊の街にあるマンションは買ってはいけない。無理をしても山手線内、あるいは東京六区(新宿区、渋谷区、文京区、港区、渋谷区、中央区)に絞るべきだと思う。

2020年7月15日