ドラコの資産運用 織田俊夫

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「ムーラン」観ないのに映画評論、どうしても観たくない映画

 先のブログでどうしても観たくない映画として「パラサイト半地下の家族」だとした。

 その後公開されているが私はいつもいく映画館の「パラサイト半地下の家族」のチケット予約状況をたまにみてほくそ笑んでいる。コロナウイルスの影響もあるのだろうが、少なくともその映画館では他の映画に比べて観客数は少ないようだ。(明日9時代開始で約70席で1割埋まっていない)

 同じように近々公開されるディズニー映画「ムーラン」は観たくない映画だ。

 ディズニーは拡大する中国市場を念頭にしたのだろう、主演は中国系アメリカ人だし、舞台設定は誰の目にも昔の中国が描かれている。

 戦乱の中国と言えば、日本の戦乱とは比べ物にならないほどの徹底的な殺りくが行われていたらしい。皆殺しをする戦争をこども相手のディズニーが描くはずがない。

 共産党が政権を取る70年より前には中国には宦官もいた。その宦官はこのドラマにでてくるのだろうか。

 人肉を食べる習慣があったのは論語にも書かれているが、そのような食事の風景をディズニーはどのように表現するのだろうか。

 女性の多くは足を縛って小さくする纏足(てんそく)の習慣もあった。主人公の女性はてんそくの習慣からどのように逃れて剣を振り回したり馬に乗ることのできる強靭な足腰を得たのだろ。

 ディズニーは中国の古代中世の事実にすべてを封印し中国風のファンタジーを作って中国におもねる作品を作ったのだろう。いくらきれいな女優できれいな中国らしき映像を使ってもどうしても中国の負の歴史を想像してしまう。

 だから少なくとも私は観に行かない。

 2020年7月28日