宅建試験の勉強を始めて暫く経つがやっぱり覚えるというのはしんどいものだ。
この一週間不動産取引についていくばくかの知識は増えたはずだが、頭がよくなった感じは全くしない。体に脂肪がたまって筋肉が全くついていない感じがする。このブログを書いている方がよっぽど頭の筋肉を使っている感じがする。
弁護士、会計士、医者、など世間で言う所得の高い仕事に就くには勉強しないと無理だが、そのほとんどが覚えることではないかと思う。
弁護士は論理的に議論する能力が必要だし、会計士も筋の通った会計報告を作成しなくてはいけないし、医師も理屈なしでやっていくことはできない。だがその理屈って大したものではなく高校の数学の論理のほうがよっぽど高度な気がする。
何が言いたいかというと弁護士、会計士、医者、など偏差値の高い人たちは膨大な知識を持っているが、論理的な思考という意味では普通のサラリーマンとそれほど変わらないのではないかということだ。
つまりたとえば感染についての知識は普通のサラリーマンと比べてあるだろうが、それだけの話で、未経験の病気に対する今後の展開や見込みについて聞いても、我々とそれほど変わらない論理的思考しか持ち合わせていないので大した意見は出てこないということだ。
「第二次、第三次の感染拡大が来る」と専門家は言っているがそれは今までの知識から言っているだけだ。専門家たちはいつになったら収束するのかそれには何年かかるのか犠牲者は何人になるのかという大事な話は論理的に計算することができない。
世に言う「専門家」なるものは「知識を専門に持っている人」であって、だからと言って論理的に物事を考えられる人ではないということだ。「専門家」と呼ばれる人たちに対しては気後れせずに質問を投げかけ、彼らの意見を聞いたうえで、自分の常識で判断することが大事なのだと思う。
2020年8月19日