ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

ごみのポイ捨てをする親中派たち

 湘南の浜辺は綺麗だ。

 家庭用のごみが落ちていることはあまりない。地元のボランティアたちが定期的にごみを拾っていることもあるが、そもそも流れ着く家庭用のごみは海外の浜辺とは比べ物にならないほど少ない。

 地方自治体の職員がゴミの収集をしているが、それは最近の雨で流れ着いた樹木がほとんどを占めている。

 もちろん海が荒れた日などはゴミが流れつくが、多くの観光客は意外と湘南の海がきれいなことに驚く。

 日本国民がゴミを川や海に捨てることがないからだろう。日本人の道徳心がこの環境を作っているに違いない。みんながこれぐらいとは思わずにきっちりルールを守っている。みんなが守らなければどんな結果になるかを知っているからだ。

 ちょっと飛躍し過ぎるかもしれないが、今や親中派というのはポイ捨てをする人たちと同じかもしれない。

 私ひとりぐらい中国で利益を上げていてもいい、ちょっと中国とビジネスをするだけだ、中国とビジネスをして何が悪い、という考えと行動が中国共産党の存続を許し、その結果香港、ウイグルチベットの弾圧を許し、尖閣列島東シナ海南シナ海での軍事脅威を生み出している。

 まあ少しぐらい金だと中国系企業から賄賂を受け取って逮捕された秋元司容疑者も同じ思いだったのだろう。政治賄賂としてはかなり少額だ。路上に捨てる小さなゴミと同じく、これぐらい大丈夫だし世間全体に影響などしないと秋元議員は思ったに違いない。

 検察が少額の賄賂疑惑であるにも関わらず逮捕した理由はひとりの小さなゴミのポイ捨てを許せば日本全体の環境が、国会議員の多くが同じことをし(すでにやっているかもしれないが)、日本国そのものが崩壊すると考えたに違いない。

 中国と縁を切らないといけないのは国会議員だけではない、もちろん金や女をあてがわれてへらへらしていたやからだけでもない。インバウンドで儲けていた観光業界、百貨店、中国企業を下請けに使っていた製造業、新興市場と考えて乗り込んでいる消費関連企業、すべて中国に関連して儲けていたすべての人たちだ。

 昭和30年ごろ日本の海はゴミであふれていた。国民ひとりひとりの意識改革にに50年掛かっている。中国と縁を切るのに同じ時間を使っているわけにはいかない。日本人全体の急激なマナー向上が必要だ。

 

2020年9月6日