アメリカのLGBTの人達(レスビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)は民主党が取り込んでいると聞く。また日本の野党もLGBTの権利を守るということで政策に積極的に取り入れている。
私はLGBTらしき人の知り合いはいるが、実態はよくわかっていないところもある。だがLGBTの人達の存在は当然認めるし彼らが住みよい社会であるべきだと考えている。
不思議に思うのはLGBTだからと言ってどうして左派左翼が政策に取り入れようとするのだろうか。LGBTの人の中にも半分ぐらいは保守や中道がいると思うのだが。
これも結局は左派左翼の誤魔化しなのだ。
本来であれば左派左翼は「機会均等結果平等」というもっとも大事な目標がある。
貧しい人たちを救い、金持ちと貧しい人の格差をなくし、貧しい人のこどもたちに金持ちのこどもと同じ機会を与えるというのが左派左翼のもっともやらなければいけけないことだ。
しかし実際左派左翼の指導者たちは自分の地位と収入を守る保身が最優先になっている。かつてのソビエト連邦の共産党や今の中国共産党が如実に示しており、またアメリカの民主党や日本の野党も同じである。
選挙を勝つためには金と集票が必要になるが、左派左翼は集金のためにリベラルな金持ちを支持者として取り込もうとする。金持ちが支持者になれば選挙資金は手に入るが当然「機会均等結果平等」はなおざりになる。
そうして中低所得者に支持される「機会均等結果平等」の政策はあいまいなものになり、一部の中低所得者はそれに気が付き支持者が離反することになる。
これを補うために左派左翼は選挙支持層を安易に増やすことを考える。そのひとつがLGBTを味方にすることだ。
アメリカの民主党にせよ日本の野党にせよLGBTの権利と叫ぶだけで何も具体策はない。左派左翼の甘い言葉にLGBTの方々は騙されてはいけないと思う。
2020年9月10日