ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

貧乏人が貧乏人を助けると革命になる。

 この世の中には貧乏な人たちが助け合って生きている美談があるが、実は低所得者低所得者を助けると言うのがとても危険な考えでそれは革命に結び付くことになる。

 世の中には弱者がいる。そしてふつう弱者は強者に助けられるものなのだ。

 介護施設の老人は介護士に、病人は医者に、自然災害の被災者は自衛隊消防警察ボランティアに、溺れたらライフセーバーに、赤ん坊は親に、生活困窮者は地方自治体の生活保護課に、というように弱者を助けるのは強者であって弱者ではない。

 その常識がこの世の中にあるにも関わらず弱者であるにもかかわらず弱者を救おうとする奇特な人たちがいる。しかしそれは危険な考えだ。

 家庭に金がない状況で苦学して医者になり貧しい人たちの医療にかかわっているひとたちがいる。自分の収入がほとんどないのに生活保護を受けている人たちを助けている人たちもいる。

 自分自身が十分な金があって社会的な責任を感じてやっているのならば問題にはならない。しかしそれが自分の生活を気にしているような人が弱者を救うことを考えると大惨事になる。

 たとえば収入が少ない弁護士が貧しい人の弁護をやれば、結局自分の食い扶持を得るために多くの弁護を受けなければならない。民間企業などを相手にして十分な収入がある人が社会的責任を感じて年に数件所得の低い人の案件に取り組むのであればいいのだが、そうでなければ多くの貧乏人相手に生計を立てることになってしまう。その結果貧乏人相手のビジネスになり金を取ることになる。

 政治も同じだ。十分に資産と収入があれば貧しい人の政治をすることができる。しかし生活に困るようなひとが貧しい人のための政治をするとなると結局貧しい人達に寄生しなくてはならなくなる。その結果左翼左派政党は貧しい人を食い物にして金を集め幹部たちの生活のため組織になってしまう。

 自分の生活のための組織が最大の目的になるので自分の地位を守るために独裁になるし、自分の収入を得るために弱者から金を吸い上げ取り巻きで自分をまもることになる。

 その結果左翼左派政党は機会均等結果平等というもっとも重要な目的を反故にしてひたすら幹部個人のための集金組織となり、結果独裁化して革命を望むようになるのだ。

 

2020年9月16日