ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

資産運用、神奈川県の山から続々と下りてくる老人たち

 今神奈川県の老人たちは山から下りてきている。

 関東圏に住んでいる人なら知っているが神奈川県は山国だ。横浜、鎌倉、葉山、藤沢、辻堂など湘南の海のイメージが関東圏以外の人達にある。だがそれは海の近くだけの話であって神奈川県のほとんどは山であって、その山は山梨県、長野県と繋がっている。

 学校の教科書で関東平野を習うので神奈川県も当然平野だと思い込んでしまっているが、実際神奈川県は(海に面している)山国といってもいい。神奈川県は9割が山で1割が海に面している平地と言ってもいい。

 話はそれるが西日本の人に神奈川県や横浜は東京のどっちの方角にあるかと質問すると間違いなく西にあると答える。実際横浜市東京都庁のある新宿の南南東にあるし東京都のほぼ南に神奈川県はある。東京の西にあるのは山梨県だ。

 これは西日本の人達が新幹線の東京の次の駅が新横浜だから誤解するのだろう。西日本のひとは一度地図で確かめてみてほしい。

 さて神奈川県は山が多くてその山を削って住宅地を建てている。大阪方面から東京に向かうと小田原を過ぎて神奈川県に入ると急に住宅が小さくなって山の斜面に多くの住宅が建てられている。

 今この神奈川県の山の斜面に建てられた住宅に住む老人たちが山からつぎつぎと下りてきている。そして駅やスーパーに近い住宅に引越しをしているのだ。

 歳をとれば郊外住宅の坂の上り下りをするのは大変だ。ちょっと買い物をするにも車かバスになる。車の運転もだんだん不安になるし、バスも1時間に数本以下というのはほとんどだ。

 駅に近いマンションであればスーパーに歩いていけるしコンビニは5分以内だ。防犯も一軒家より安全だ。病院も近いしちょっと遊びに行こうと思っても電車に簡単に乗れる。さらに歳を取った時のことを考えると車の運転をしなくていいのは安心だ。

 例えば逗子市にはJR逗子駅、逗子葉山駅付近に限られた中古マンションがいくつかあるが、出物がでるとすぐに売れるらしい。昭和55年の建築基準法改正前の普通避けられることが多い古いマンションでも空き家になることはないらしい。

 最近は新型コロナウイルスでテレワークが推奨されていて勤労世帯の湘南エリアの人気が出ていていてさらに湘南エリアの駅近物件の価格は上がる気配がある。

2020年9月11日