ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

「紅白歌合戦」「大河ドラマ」の強烈ダブルパンチでリングに沈むNHK

 認めたくないのだろうが、NHKは昨年末の紅白歌合戦に続いて1月8日から始まった大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でもずっこけた。

 NHKはこの強烈なダブルパンチを認めたくないようだ。他のマスコミも紅白歌合戦の低視聴率については大きく報道したが、「鎌倉殿の13人」の低視聴率についてはさらりと報道しているだけだ。滅びゆく同じ身内としてNHKの落日を見て見ぬふりをしてあげようと思っているのだろう。 

 初回視聴率は「青天をつけ」が20.0%であるのに対して「鎌倉殿の13人」は17.3%に留まった。

 2回目以後大河ドラマの視聴率は落ちるが、「鎌倉殿の13人」の落ち方はいままでの作品以上になるだろう。そして年末の低迷のまま最終回を迎え今年末の紅白歌合戦の惨憺たる結果と合わせてNHKの崩壊が決まる。

 その原因は「鎌倉殿の13人」が一般のひとには時代背景が今一つよく知らない鎌倉時代だからではない。

 これでもかというぐらい有名な男優と女優を集めてきたのに「鎌倉殿の13人」は視聴率は17.5%しか取れなかったのだ。

 理由はもう国民はテレビを見なくなったからだ。

 テレビ離れはどんどん進んでいる。今や若者はテレビを持っていない人が多い。しかも最近は老人までもテレビを見ずにインターネットを見ている。

 2年以上に渡るコロナ過においてテレビのチャンネルを付ければコロナの危険性を煽るニュースとワイドショーの来り返しだった。

 コロナの危険を煽っていれば視聴率を稼げるとマスコミにバカにされていた老人たちも実は癖易としていたのだ。

 今老人たちもこどもや孫にインターネットの扱いを教えてもらってテレビを見なくなりつつある。

 しかもテレビを持っている限り年間2万円以上の受信料を払わないといけない。

 今時テレビ本体は2万円出せばテレビ本体を買うことができる。なのにその後毎年受信料2万円払わないといけないのだ。視聴者にとってテレビを買うことは悪徳業者から買う浄水器のようなものだ。初期費用は安いのに維持費用が高い。

 若者はすでに気が付いているし、年金生活者の老人たちも受信料2万円がもったいないと思い出している。

 あくまで推測だがテレビからインターネットに移る期間は1年~3年だろう。

 なので今年はテレビ保有率が落ちだす年になると見ている。

 NHKは受信料を10分の1にするか無料にしないといけない。他の民放テレビ局もNHKが受信料を2万円も取っているとテレビ自身の所有者が減って自分たちの首を絞めるということに気が付かなくてはいけない。

 だが、NHKは受信料をいかに取ることし考えていないし、民放もNHKの受信料がテレビの保有台数を減らすことにきがついていない。NHKも民放もこのまま滅亡への道を歩んでいくのだろう。

2022年1月13日