ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

バイデンは叩くべき相手はロシアではなく中国だということが分かっているのか 今更言っても遅いが。

 ロシアのウクライナ侵攻でプーチンは世界を敵にしてしまった。アメリカ政府の各国への周到な根回しもあり経済制裁は実行された。国連においても総会で非難決議がなされてプーチンはほぼ孤立状態になっている。

 これでアメリカの宿敵であったソ連の後裔であるロシアを完全の封じ込めたように見える。

 だがアメリカはそれでよかったとは思えない。むしろ戦略上致命的な失敗をしたと私は考えている。

 一番大きな失敗は相手を間違えたということだ。本来中国を徹底的に封じ込めて搾り上げないといけないのに経済的に世界のトップ10にも入らない国を相手に対立を激化しアメリカは政治軍事の国力を消耗しなくてはいけないのだ。

 二正面作戦というもっともやってはいけないことを始めてしまった。

 次にロシアはアメリカと世界を敵に回した以上、世界の敵である中国日近づくことは間違いない。ロシア軍事技術は中国に渡るであろうし、そこからアメリカの敵でである北朝鮮やイランに流れることは容易に考えられる。

 中国を封じ込めるにはアメリカ、日本、イギリス、オーストラリア、を主たる同盟国としてそれにドイツを含めたEU、東南アジア、インドを味方につけるというのが作戦だ。 

 そして中途半端なロシアを中立の立場を取らせて積極的に中国に協力をさせないということだったはずだ。ロシアを中国との関係で中立化させるというアイデアは今回のロシア制裁で完全に頓挫した。

 私はロシアが正しいとか経済制裁が間違っていると言っているのではない。今となっては徹底的にやるべきなのだが、そのまえにロシアがウクライナに侵攻させない方法はいくつでもあったはずだ。

 ウクライナNATO加盟を進めないという影の約束はできたはずだろうし、もしロシア軍がウクライナに侵攻したらNATO軍は応戦するとプーチンにこっそり言うこともできただろう。東ヨーロッパでアメリカ軍を含めた軍事演習も可能だったはずだ。

 NATOウクライナを本気で加盟させるつもりはなかったし、今も加盟させるつもりはない。

 ならばNATOはロシアが侵攻を許すか、ウクライナに派兵をするか、NATOウクライナを入れないこと明言するとともにウクライナが中立を守らない場合はロシア軍と戦うというか、何かをしないといけなかったのだ。

 時すでに遅しだ。韓国、北朝鮮、中国、ロシアはチンピ〇、ごろつ〇、ヤク〇、マフィ〇、だと過去のブログで書いたが、そのうちヤク〇とマフィ〇が連合することになってしまったのだ。

 アメリカ民主党はロシアお嫌いのようだが、その毛嫌いで戦略を間違ったと考える。

2022年3月8日