ウクライナ戦争をどうやって終わらせるかはまだ話が出ていないように思う。
1.アメリカ民主党政権が終焉する。
2.ドイツ、フランスの少なくとも片方が反グローバル政権に交代する。
3.ウクライナ極右が失脚しウクライナ領内のロシア人の安全が確保される。
すべて数年かかる条件ばかりだ。
今多く人がこの戦争が長期化すると漠然と思い始めているが、プレーヤーの変更を含む大きな経変化が必要だからだ。
最初に過去の私のブログで繰り返し述べてきたように、この戦争はグローバリスト、ユダヤ社会勢力、軍需産業が支持するアメリカ民主党政権がロシアのプーチンを追い込み、挑発して始めたものだ。
アメリカ共和党であればやらなかった戦争で2024年共和党大統領誕生することが平和への第一歩となる。
二つ目はドイツまたはフランスのいずれか、あるいは両方が反グローバル政権になりウクライナへの肩入れを拒むことだ。
アメリカに外交的に巻き込まれ、ウクライナの外交情戦略に先導され、しかもロシア軍の虐殺が明るみになり、ドイツとフランスはアメリカ側につかざるを得ない状況に追い込まれている。
ウクライナ戦争はロシアとアメリカの戦争であって欧州はできるだけ関与したくない立場にあった。実際にドイツだけでなく他の欧州諸国はロシアから大量の天然ガスを購入していたし、欧州NATO諸国はいずれも防衛費をケチっていて、もともとロシアを相手に戦う選択肢はなかった。
今後さらに光熱費が上がると国民の不安が爆発し、フランス、ドイツでルペン氏のような反グローバリストが選挙で当選することになる。そしてロシアへの経済制裁に消極的になると予想される。
これは当然西側の同盟が崩れることになり、ウクライナを支持する西側諸国には悪夢に思えるかもしれない。だがEUがアメリカを積極的に支持しなければ、それは戦争終結への土壌を作ることになる。
三つめはウクライナ国内のロシア人の安全が確保だれることだ。
プーチンのウクライナ侵攻の大義は日本政府も認めているネオナチであるアゾフ大隊などの極右集団がウクライナ国内のロシア人を弾圧していることをやめさせることだ。
今アゾフ大隊はロシア軍と戦う英雄になっている。最初はネオナチということでアゾフ大隊を取り上げるのをためらっていた西側報道も最近は平気でアゾフ大隊の隊長のインタビューを掲載している。
この戦争で最終的にウクライナの極右集団はヒーローとなる。
ジレンスキー大統領が英雄となった彼らに恩賞を与えないといけないし、ましてや排除することは不可能だ。またアゾフ大隊などの極右集団が内部改革でロシア人弾圧をやめることも考えにくい。
少なくともプーチンはロシア人の迫害はあると考えているし、プーチンはウクライナでのロシア人の安全が確保できない限り戦争をやめるわけにはいかない。
2022年5月2日