ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

トラス新首相、まじめに物事を考え人生を送ると保守になる。

 イギリスの新首相はトラス氏に決まった。

 なんでも公立学校で教育を受け左翼の家庭に育ったらしい。若いころは王制廃止、核反対運動のでもに行っていたと聞く。

 社会にでて揉まれる間に保守になってしまった。

 私も同じだ。公立学校で教育を受けた。左翼の家庭ではないが安保反対、天皇制反対、核武装反対、革命だ!と言っていた私に父と母は過激派だけには入らないでねとおおらかに見ていた。

 そして社会に出て揉まれる間に保守になってしまった。

 高市早苗氏も同じだ。公立学校で教育を受け、おそらく大金持ちではない、でもある程度豊かな普通のサラリーマンに家に育ったものと思う。大学を出た後彼女は米国に行くがアメリカ民主党の事務所で働いている。

 だが高市早苗氏もいつの間にか立派な保守になった。

 ここで断っておくが私が保守と言っているのは外交的な保守のことを言う。おそらくトラス氏、高市早苗氏、私は外交的に保守ではあるが経済、社会的には強いものが勝てばいいという全くの自由主義の立場を取ってはいないと思う。

 社会に出て真面目に働くと立憲・民主党のようり理想のスローガンを言い批難ばかりしている人たちが薄っぺらく見えてくる。

 人生苦労すると性格が嫌らしくなるのか、共産主義や環境問題で理想を繰り返す人を見るとあなた騙されているのではないですか、どこからかお金をもらったのですかと直感で思ってしまうようになる。

 大人になって現実が分かれば外交は保守になるものだ。世の中理想も大事だが力が今もこの世界を支配していることを生きていれば否応なく経験する。そんな理想と現実の間で戦うのが保守の考えだ。

 一度居酒屋で70歳を超えたおそらく教員たちの同窓会だったのだろう、白髪の老人たちが安倍反対、原発反対、で盛り上がっていたのを観たことがある。よくもその歳になるまで人生苦労しなかったのだと静かに彼らの青臭いバカげた議論を隣で盗み聞きしていたことがある。

2022年9月8日