2023年日本株式で心配なのはソフトバンクグループ(以下ソフトバンク)だ。
ソフトバンクがこけると日経平均株価に少なからずインパクトがあるだろう。
日本経済はアメリカや欧州の景気の落ち込みをもろともせず成長すると多くの経済学者と同じ様に予想している。
そんな中でソフトバンクの投資部門であるビジョンファンドは惨憺たる状態にある。埋め合わせのためにアリババの株を大量に売却しまた時価評価に変更し決算のつじつまを合わせ自己株式買付で株価維持をしてきた。
私は今まで知らなかったのだがソフトバンクのメインバンクはみずほ銀行だ。銀行株は買いだがみずほだけはやめておけと常々このブログで言ってきた。
ソフトバンクが投資している中国関連株は今後さらに厳しくなるに違いない。
日本人へのビザ発給を停止して騒ぎになっている。
いまだに中国に駐在したり出張に出かけて仕事をしようとしている企業や人たちがいる。空港で困惑している人がニュースで流れていたがバカかと言いたい。
中国が投資先として適切でないことは数年前には明らかになっている。アメリカ議会は委員会を作ってさらに中国を締め上げる考えだ。
そんな状況なのにいまだに中国からの撤退をしない企業を日本政府が守る必要はない。そろそろ中国での商売は危険、政府は責任が持てないと宣言する時期にきている。
ソフトバンクは中国への投資、さらに無鉄砲鉄砲な投資、でリスク一杯で2023年に何らかの局面を迎えるかもしれない。
おそらくみずほ銀行は何らかの形でソフトバンクに対してリスクをしょっているはずだ。
日本株は上昇するだろうからわざわざソフトバンクやみずほ銀行に投資することはないと私は思う。
2023年1月15日
投資はご自身の判断とリスクでお願いします。