その後自衛隊ヘリコプターは機体の一部が発見されているだけだ。
話は事故の原因になるが、私はメーカーに勤めている頃不良品の発生、すなわち製造業者にとっては事故、が起こるとフィッシュボーンを書いて事故の原因を探った。
フィッシュボーンは品質管理のツールで製造業でよく使われている。
最初にまっすぐな一本の横線、魚の背骨を引きその片方に魚の頭を書きもう一方に尾びれを簡単に書く。まあ頭と尻尾は書かなくてもいいのだが。そして背骨から4.5本の骨を書く。
背骨から出た骨に考えられる事故の原因の分類を書く。
例えば今回の場合であれば大まかに、機材の原因、天候の原因、メンテナンスの原因、人の原因、攻撃された可能性などだ。
さらに細分化した原因を背骨から出た骨に枝の骨をつけて書きだす。
機材が原因の部分であればプロペラの問題、エンジンの問題、燃料タンクの問題と言うように。あるいは攻撃された可能性であればC国の攻撃、アメリカ軍が間違って攻撃した、日本の過激派の仕業、などだ。
背骨に大まかな分類の骨、その骨に細分化された原因を付け足す、そのような作業を行うと魚の骨のような形ができる。
それをひとつづつ潰していくことで本当の事故の原因が見えてくることになる。
先のブログで自衛隊員の心の問題もあったのではないかとしたが、問題を解決する場合この可能性を最初から否定してはいけない。もちろんC国の攻撃も最初から否定してはいけない。だが一方で決めつけてもいけない。
中道や右派のユーチューバーのは憶測でいたずらにC国を刺激するようなことはやめるべきだ。機材、天候、メンテナンス、人、攻撃、などすべての事故の原因の可能性を否定せずに機体の発見と調査の結果を待つべきである。
2023年4月14日