ゴールデンウィーク期間中昔からの友人に会う機会が沢山あった。
10年ぶりに後輩に会ったのだがその時彼の最初の一言は
「先輩!久しぶりです、髪の毛白くなりましてね!」だった。
年齢の割に髪の毛はあるがさすがに10年の間に髪は半分白くなっている。失礼な奴だと思いながら、
「お前も頭毛がなくなったなあ!」
と咽喉から出かかったのだが、見るとあまりにも無残にしかも中途半端に髪の毛がなくなっているのに気が付いてこれは言ってはいけないと瞬時に思ってやめた。私は優しい先輩である。
後でこの笑い話を妻にしたら言うには、人は気になっていることを口に出すのよ、と言うことだった。
後輩は日々禿にコンプレックスを持っていて髪の毛のことが気になるのだというのが妻の分析だった。
確かにあった人の最初の言葉を思い出すと、「やせたんじゃない?」と言う人は以前より太っていたし、「元気だったの?」と聞く人は大病をしていた。
多分自分も気にしてることとかコンプレックスに感じているような話題をしているのかもしれない。まあどうでもいいのだが。
2023年5月5日