ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

長野県4人殺人事件、田舎に何の未練もないのは私だけなのか?

 長野県4人殺人事件で自分の田舎のことを色々と思い出した。

 兄も私も転勤族で関西の田舎を出た。6年前に父が亡くなり母は4年前に田舎から兄が住んでいるところの近くのシニアマンションに引越た。母は田舎の家を売り払い墓も始末してしまった。

 大阪や京都まで行くことは何度もあったのに一度も田舎に言ったことがない。帰りたいと思ったことが一度もないからだと思う。

 兄も同じで4年前に母の引越しで行ったあと一度も田舎に行っていない。

 私たちは変わり者なのだろうか。

 大学を卒業して勤めた最初の会社の同期入社の同僚は役員になった人すらそろそろ引退の時期だ。60歳で定年を迎えて65歳までの定年延長をして働いている人たちがほとんどだ。

 100名ほどいた人の中に数人故郷に帰っている人たちがいる。

 長男だからという理由らしい。40年間も田舎を離れて世界や日本各地あちこちに住んでいて田舎との縁など切れているはずなのに田舎に帰ろうとする。

 聞けば親から譲り受けた家を退職金を使って修繕している。そして地方の名士と呼ばれる税理士、司法書士、弁護士、などと定期的にゴルフをして自宅で持ち回りで飲み会をしているらしい。

 よくも面倒くさいことをするなと思う。人それぞれの人生観、価値観があるから文句を言っていはいけないのだが、そんな生活を想像するとぞっとする。

 バカでかい家は夫婦だけで住むのは管理と掃除が大変だし田舎の作りだからさぞかし暑くて寒いだろう。私は不動産業をやっているにもかかわらず自宅は小さいほうがいいと思っているし冷暖房がよく利き戸締りが容易なマンションがいい。

 地方の名士と呼ばれる人たちが来るだけでなく孫たちが来るので、大きな家が必要らしい。

 知り合いとは外で飲んだ方が気楽だし、孫は外に連れて遊びに行くのが良いとおもう。私には絶対田舎の生活はできないと思う。

2023年6月1日