ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

年金事務所に行ってきた、やっぱり直接話は聞かないといけない。

 先日年金事務所に行ってきた。

 年金支給開始が数年後になっているようなので予約を取って毎年送られてくる葉書を持ち年金事務所に行ってきた。

 事前に年金関連本を一冊だいたい読み、ユーチューブの説明をいくつか聞いて、それなりに勉強していった。

 だが最初から話がかみ合わない。

 年金を65歳より繰り下げ、つまり支給開始を遅らせることにした場合どうなるかを聞いているのにともかく64歳から年金が支払われるようなことを言われた。面談の最初10分ぐらい混乱してしまった。

 結局のところサラリーマンのように老齢厚生年金を収めてきた人には「特別支給の老齢厚生年金」というのがあって生まれた年によって65歳以前に老齢厚生年金相当額が支給されるらしい。

 男性だと昭和32年4月2日以後生まれは63歳から、昭和34年4月2日生まれからは64歳から、昭和36年4月2日以後生まれは65歳から(特別支給なし)、ということだ。

 てっきり年金は65歳だと思い込んでいたので嬉しい話だった。

 この特別支給の老齢厚生年金は厚生年金支払い開始を60歳から65歳まで引き上げる経過的処置なのだろう。

 このプランは男性が2026年、女性が2031年で終了することになる。年金開始を65歳から70歳に引き上げる法案と70歳までの雇用法案が近々出てくるに違いない。

 この特別支給の老齢厚生年金を1年間もらえる場合、64歳で1年間もらい65歳以後もらわずに繰り下げをすることもできるらしい。ともかく1年間もらっておけという年金のようだ。64歳の1年は特別支給があるので繰上はそもそもなし、63歳以前の繰り上げとなるらしい。

 他にもいろいろな発見があってそれをブログで書きだしたのだが、一つを説明するだけでブログ一回分になる。年金は何度も修正追加されたものらしくよくできているものの一方で複雑だ。

 年金はサラリーマンと個人事業者とは違うし、60歳以後働くか働かないかでも異なってくる。

 本やインターネットで情報を収集したあとは親切に教えてくれるので一度年金事務所に行くことをお勧めする。

2023年7月2日