このブログでは2020年から繰り返しドイツに投資するなと述べてきた。
この数日ドイツは経済がマイナス成長になったと報道されている。
当然の結果だ。
ドイツは安いエネルギーを得るためにロシアから天然ガスをパイプラインを引っ張って大々的に輸入していた。
すべての先進国が今敵とするロシアからだ。
パイプラインは破壊され(シーモア・ハーシュによれば味方であるはずのアメリカの仕業)、エネルギー不足によるインフレと経済停滞となっている。
ドイツは自国生産品を中国に大々的に輸出を行った。
中国共産党のウイグル人民族への弾圧などの人権問題は無視し中国市場を最大限に利用した。中国に甘かったのはほかの国もよく似たものではあったがドイツが抜きんでていた。
アメリカの経済制裁に始まり、しかも不動産バブルがはじけた中国は今実質マイナス成長だと言われている。先進国の中で特にドイツが悪影響を受けている。
グリーン革命を唱え石炭などの化石燃料を嫌い原子力発電もやめた。
電力不足を原子力で作られたフランスの電気を買うと言う欺瞞、きれいごとをやっていた。
ウクライナ戦争で結局化石燃料や原子力に回帰し、一方でドイツ国民はべらぼうな光熱費の支払いに苦しんでいる。
ドイツ人が嫌がる仕事を長年トルコ人などの移民にさせることで物価を押さえてきた。
だが不景気になる今移民の失業率は上昇し、今後治安は確実に悪化することになる。
小型ターボエンジンなどで追いつこうとしたが結局失敗。排ガス規制を通すためにVWは規制逃れをしていた。
自動車王国とは言え排ガス規制で日本に遅れを取った。
一気に挽回するために電気自動車へ官民そろって走り出したが電気代高騰で頓挫した。
きれいごと、欺瞞、いいとこ取り、拝金主義、人権無視、規制逃れ、すべての言葉が当てはまるのがドイツだ。狡猾なやり口はすべてが裏目に出ている。
昨日朝テレビ番組で左翼女性活動家がメルケル氏は女性が立派に首相ができることを証明したと言ったがとんでもない、彼女はヴェルヘルム二世、ヒットラーに続きドイツの三度目の敗北の原因を作ったリーダーとして歴史に残ると私は考えている。
2023年7月3日