フランスに研修会と称して観光のような旅行をしたとして批難が集中している。
あまり目くじら立てるのは良くないとする擁護も一部にあるが、ネットの情報によるとこどもまで連れて行ったのはまずいだろう。
松川るい氏、三浦瑠璃氏、木原誠二氏、最近ネットで話題になった人たちだが共通点は東京大学卒だ。
ネットの一部にはこの3人に批難が集まっているのは国民に東京大学に対するコンプレックスがあるからではないかという発言があったが違うと思う。
また庶民感覚がないと言う批判もあるが、擁護者の意見のようにエリートたちがいつも庶民の感覚でいたり物を考えたりする必要はない。
問題なのは東京大学を出たのであればエリートとしての経験や志を持っているのが当たり前なのに、やっていることが卑しいのだ。
フランスのトップの大学では志も含めたエリート教育をする。選ばれた人たちを他の一般の人達と分けて、エリートであることを意識させそれにあった行動をするように教育をする。
東大卒の3人に欠けているのはフランスで言われる「ノブレス オブリージュ(noblesse oblige)」だ。
直訳は高貴な責任。
社会的立場の高い人はそれに応じた責任がある、と言う意味だ。
自分の出世、自分が目立つこと、自分が権力を持つことだけが目的で社会のために何かをしようとする姿勢が3人には見えない。
東京大学卒全員がそうだとは言わないが、どうも最近志を持たないエリートが目立ったいる。
松川るい氏がパリのエッフェル塔の前でポーズを取るのはいいが、おそらく帰国しても少子化対策の法案の一つも出てこないだろうし、フランスのような暴動を避けるための移民法案も出てこないだろう。
松川るい氏は勉強ばかりしていたに違いない。政治家を目指していたのならフランス革命のあったフランスぐらい学生時代行っておくべきだった。
エッフェル塔やレストラン、パリの街ではしゃいでいるおばさんの姿はエリートどころかなんとも田舎臭い。
2023年8月4日