伊藤貫氏は政治金融国際アナリストだ。
東京大学を出てアメリカの大学を卒業しワシントンDCに住んでいる。お姉さんも東大出、自由民主党参議院の山谷えり子議員だ。
たまたま一か月ほど前ユーチューブで初めて知った。
白髪で話し方に特徴があってエキセントリックな印象を受けるが、私とほぼ同じことを言っているのには驚いた。
2023年2月ウクライナの春の反転攻勢が始まる前にこのブログでウクライナは負けると述べた。
伊藤貫氏は私よりも数か月前に同じこと、ウクライナは負けるとユーチューブで言ったらしい。
すると彼のところには反論どころか沢山の嫌がらせの反応がきたのだ。でも最近になってその嫌がらせが急に少なくなってきたらしい。ウクライナは負けるということを多くの人が認めざるを得なくなってなってきたからだろう、と伊藤氏は笑って数日前のユーチューブで言っている。
思わず吹き出してしまった。
と言うのは私も2月にウクライナの反転攻勢は失敗してウクライナは敗北すると飲み会で言ったら全く相手にされないばかりか変わり者扱いされたからだ。
伊藤貫氏と私を含む1%以外の99%の日本の専門家は、F16が供与されたら、レオパルド戦車が供与されたら、クラスター爆弾が供与されたら、春になって氷が解けてロシアの戦車が動けなくなったら、西側の経済制裁に効果が出くれば、戦況は改善すると言っていた。
8月ブログでさらに私はこの秋は西側がウクライナの敗北を認める季節になると述べている。実際8月後半から急にウクライナ苦戦情報が西側メディアから流れている。
伊藤貫氏は多くの情報の中で何が真実でウソか、何がニュースでプロパガンダなのかを客観的に冷徹に選別し見極めている。
伊藤貫氏は日本のエリートは全く当てにならない。なぜならば自分の頭で考えていないからだと言う。全く同感だ。
このブログの目的である未来を予想には、情報の選択による事実の確認、自分の頭で考えること、のは欠かせないことだ。
ウクライナ報道や分析番組を見ていると彼を除いた日本の識者のレベルの低さが嘆かわしい。
2023年9月14日