ドラコの資産運用 織田俊夫

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民主的手続きを行わない岸田政権の危うさ

 岸田政権は民主的手続きを行わない危険な政権だ。

 このブログで批判したようにLGBT法案は自民党議員の多くが反対もしくは更なる議論が必要だとしていた。だが自民党幹部への一任という姑息な手続きを使って強引に自民党案とし反対者を封じ込めて法案成立を行った。

 アメリカ大使の個人的な思想に基づく日本政府への圧力だったと言われている。また広島サミットへのバイデン大統領広島訪問の交渉材料にしたとも噂さされている。

 統一教会解散命令も宗教法人審査会の議論を中断させて強引に結論を出させたのだろう。現行法で統一教会を解散できるかは疑問だ。もしこれで解散させるのであれば他にも多大な寄付金を集めているところがあるのでそれらの宗教団体も解散しないといけないことになる。

 さらに解散命令をだしたことによって統一教会が財産の持ち出しをするのは火を見るよりも明らかだ。野党が急遽財産保全法案を出したのは珍しくまっとうなことだ。解散命令の先に財産保全法案を成立するべきだった。

 法律を遵守し被害者を守ると言う視点がおろそかにされていて、衆議院解散の前に人気取りをしておこうという魂胆が見え見えだ。

 埼玉県自民党の「こども放置禁止条例」は昨日のブログで述べたように無茶苦茶な法案だ。

 埼玉県の埼玉県の女性たちからなんの意見も聞かずに法案を通そうとしていたのだ。岸田首相は埼玉県自民党議員連盟を呼びつけ厳重注意をしないといけないのにやっていない。岸田政権が民主的プロセスを軽視していることが表れている。

 だが国のトップである首相は時として独裁者にならないといけない。

 戦争をするとき、日本が攻撃を受けた時、災害が生じた時、など国家が危険にさらされた時としては法律を無視するぐらいの気概を持って決断し、適切なことを適時にやらなくてはいけない。

 だがLGBT法案も統一教会解散命令もこども放置禁止令条例もすべて国家が危険にさらされた時ではない。民主的なプロセスが十分できる時間がある。

 しかもいずれも国家の利益と言うよりは、外交で評価を得る、選挙で有利になる、など岸田首相だけのための独裁だ。本当に情けない。

 今日の長崎県徳島県補欠選挙で最初の国民の意見が示されることになるだろう。

2023年10月22日