ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

理容店が廃業すると大変だ

 事務所近くのいつも行っている理容店が廃業になっていた。

 先日髪を切ろうと行ったところどうも改装工事をしている。

 現場のおにいさんに聞いたら1か月前に散髪屋は出て行ったとのこと、普段行く方向ではないので気が付いていなかった。お兄さんの話では突然の廃業で夜逃げのような口ぶりだった。

 数人の理容師が共同で経営をしていたようで、誰にやってもらってもすっきりしてくれて満足していたし料金も1割ほど安かった。世間話をしながら事務所近辺の情報を聞くことができたし、積んである文春、新潮などの週刊誌を待ち時間に読むのを楽しみにしていた。

 誰もそうだと思うのだが散髪屋は同じところに行ってしまうし、引越しなどをすると新しい散髪屋に行くのは少々心の抵抗がある。

 事務所近くの同じ年代の友人3人に他にどこか理容店がないかと聞こうと思ってさてさて困った。3人ともどこの散髪屋に行っているかを聞くのは失礼になるのだ。この歳になると散髪屋が必要ない人や必要なのかどうか微妙な人が多い。

 今になって彼らに髪の毛がないことに気が付いたのだが、考えてみると友人たちに髪の毛がないことを気にしたことはほとんどなかったように思う。

 育毛剤などの宣伝が多いという事は髪の毛のない人は相当気にしているのだろう。だが実際周りの人は女性は知らないがほとんど気にしていないのかもしれない。本人に教えてあげたいがそれも失礼になるので言うのはやめておこうと思っている。

 事務所近くに住んでいる知り合いの女性がいて彼女の旦那さんは白髪でおられる。どこに行っているのか聞いてもらった。結局旦那さんも30キロ離れた昔の勤め先の近くの散髪屋に電車に乗って行っているらしい。

 床屋難民になってしまい、今週中に近くで見つけた理容店に勇気を持っていこうと思っている。

2023年10月30日