ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

イスラエルがハマスに敗北するこれだけの理由その7 ホロコーストの被害者は期限切れ、らしい。

 時事ドットコムによるとユダヤ人のホロコースト被害者の立場は期限切れになったとしている。

  イスラエルは欧州諸国が400万人が虐殺されたホロコーストの責任を感じてパレスチナの土地にユダヤ人国家を建設することに合意した。ホロコーストナチスが主犯だが、ドイツ以外の多くの人達も実際は共犯だった。欧州の人々の間にユダヤ人差別が根幹にあって欧州に自責の念があったのだ。

 第二次世界大戦までアラブ人たちはパレスチナの土地を自分たちのものだと信じて住んできた。そこに元の所有者だと突然二千年以上前の話を出してきたユダヤ人に土地を奪われたものだからたまったものではない。

 日本で言うならば現在今所有している土地を縄文人弥生人の子孫だという人がやってきて先祖の土地だから返せと言うのと同じようなものだ。

 宅建資格の勉強で出てくるが、日本では悪意なく(人の土地だと知らずに)10年間住めば自分のものになる。悪意(人の土地だと知っていても)でも20年間本来の所有者から請求がなく住み続ければ自分のものになる。

 土地の所有と国の領土の考え方は違うがパレスチナ人にとってみれば何百世代も前の話をしてもらっても困るというものだ。

 そんなとんでもない大昔の土地の権利を認めたのはホロコーストに対する欧州の贖罪であり、アメリカにおけるユダヤ人の政治経済力だった。

 だがホロコーストから80年が経ち、世界はもうユダヤ人を被害者とは見なくなりだだしていると時事ドットコムは言うのだ。

 被害者だからといってもう許される時代は終わった、イスラエルがガザでやっていることは報復を超えた虐殺であると世界のマジョリティーが思い始めている。

 イスラエルは世界が何を言おうとこの機会にガザ地区で大量殺戮と破壊をしパレスチナ人を追い出そうとするだろう。しかし世界の潮流は確実に反イスラエルになっている。

2023年11月4日