パレスチナの平和は世界とイスラエルの良識あるユダヤ人にかかっている。
8月24日のブログで映画「シモーヌ フランスに最も愛された政治家」を観てきた話をした。その中で一つのシーンを思い出した。
シモーヌ氏は比較的世俗的なユダヤ人の家庭に生まれた才女だったが、ナチスのフランス占領でアウシュビッツに行くという迫害を受けた。運よく生き延びて政治家となり中絶法を成立させ、女性、囚人、病人、マイノリティーの地位向上に尽力しEU議会の議長をも務めた
彼女は結婚をしこどももいた。息子の一人が戦後できたばかりのイスラエルに行く。息子は集団生活組織のキブツで生活をしユダヤ教の教えを忠実に守る生活をしていた。愛する息子にイスラエルへの移住を誘わえるがシモーヌは自分の感覚と合わないことを悟りフランスに戻っていく。
ユダヤ人もいろいろなのだ。
シモーヌ自身のようにユダヤ教ではあるもののあまり真面目にやっていない人もいれば、息子のようにイスラエルの地に住んでユダヤ教義を守ろうとする人たちもいる。おそらくユダヤ人の9割以上が信心の程度の差はあれ他の宗教と共存して生活をしている。
キリスト教やイスラム教でも同じように、ユダヤ人の中にも狂信的な人々がいる。
暴力や戦争をいとわず他の民族の権利を無視し国際法を勝手に自分たちのいいように解釈しユダヤ人の権利を無制限にに実現しようとするひとたちだ。
昔と違い今世界の先進7か国以外は反イスラエルとなった。そして先進国7か国の中でも多くの人達が行き過ぎたイスラエルの反撃に批難をしている。
あとは穏健な世界に散らばっているユダヤ人、イスラエル国内にいるおそらく多数のユダヤ人が良識を示すことにパレスチナの平和はかかっている。
2023年11月28日