ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

NHKは中国の老人の人権を取材すべき!

 私は世界について知りたいことがいくつかある。

 その一つが中国の老人問題は今どんな状況で今後どうなるかが知りたい。

 2022年中国は人口減少になり世界最大の人口はインドが抜いた。一人っ子政策で人口形態は逆ピラミッドとなっている。一人っ子政策を止めても結婚率が下がりこどもを持つコスが上がっているため少子化は止まっていない。

 これは公式の数値であり、実際の人口減少はこれ以上と推測されていて公表より老齢化進んでいると考えられる。

 2030年には60歳以上が4億人になる。今後中国では高齢化問題が顕著になるはずだ。

 4億人の老人たちはどんな生活をするのだろうか。社会福祉が不十分な中国で老人たちが十分な年金を受け取れることなどない。

 不動産バブルが崩壊し不動産投資に失敗した中国人は多数いるはずで個人資産のない人どころか借金だけしかない人が多くいるはずだ。

 伝統的にはこどもが親の面倒をみるがそれも当てにならない。こどもは一人しかいないから親は二人を一人のこどもが面倒を観なくてはいけない。そのこどもは不動産バブル崩壊で就職もままならない。そうなるとこどもが親の面倒をみるという伝統もあやしくなってくる。

 金銭面だけでなく介護が必要になった場合はどうなるのか。認知症は日本でも5人に一人と言われている。中国に当てはめれば2030年に8000万人の認知症老人が表れることになる。

 コロナ過において一気に収容病院を作った共産党政権は彼らを収容する施設をつくることだろう。だが若年人口が少ないので介護する人間がいない。

 他民族の人権を何とも思わなかった共産党政権は中国国民の老人の人権をまもるのだろうか。NHKは駐在員がいるのだから認知症老人の取り扱いについて取材してレポートしてほしい。

2024年2月5日