ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

ウクライナ戦争2年目を迎えて

 今予想すべきことはウクライナが持ちこたえられるかではない。総崩れとなって大敗北をすることは決まっていて、予想しないといけないのはそれがいつになるかということだ。

 戦況はウクライナが不利になっていると今マスコミも含めてすべての人が認めるようになった。

 戦争開始の1年後、今から1年前、マスコミと専門家は春からウクライナの反転攻勢が始まりウクライナが勝利することを予想していた。

 F16戦闘機、レオパルド戦車、地対空ミサイル、大量の弾丸がウクライナに供給されNATO軍が背後で電子情報活動を行う。一方でロシア軍は脱走が相次ぎ厭戦気分で士気が低い。春から始まる反転攻勢でいっきにロシア軍を蹴散らしていくという楽観論だった。

 だが春の反転攻勢はなく夏に始まったウクライナの反撃もロシア占領地を取り返せず冬になり弾薬がつきアメリカの軍事援助はアメリカ議会の反対で止まってしまった。

 手のひらを返したようにウクライナ不利とマスコミと専門家は無責任に言いだしている。

 ウクライナが不利です、とは言うがその状況が続けばどうなるかは言わない。彼らの代わりに言うならばウクライナはどこかの時点でロシアの総攻撃を受けて総崩れになって大敗する。キーフが陥落する、あるいはどこかの時点でロシアに一方的に有利な停戦条約を飲まされることになる。

 ウクライナの大敗は避けられないことであって予想すべきなのはそれがいつになるかという事だ。

 今の時点でロシアが総攻撃を加えると米国社会が一丸となってしまう可能性がある、その場合ウクライナ向け軍事予算が議会で承認されるしまうだろう。また総攻撃はアメリカ大統領選挙に影響を与えて御しやすいトランプ大統領当選を不利にしかねない。

 ロシアがいつウクライナに総攻撃をかけるかを予想するのは難しいが、ウクライナ支援議案の行方、ロシアとアメリカの大統領選挙の状況、で決まることになる。

 ロシア軍は総攻撃まで目立たないように毎日100メートル前進する作戦になると考える。

2024年2月13日