ドラコの資産運用 織田俊夫

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21世紀中に総人口が減少する世界はどんな世界なのか 2050年に世界人口は減りだす!2/29

 21世紀中に世界の人口が減りだすがそれはどんな世界なのだろうか。

 私はやや古いが読売新聞オンラインに(2020年12月22日付)に国連とシンクタンクが予想する世界人口の予想が載っていた。

 記事のよると国連は20世紀に入って急増した人口は今78億人(2019年段階)で2100年に109億人でピークが来ると予想している。

 米ワシントン大学の調査では人口のピークはこれよりも大分早く2064年となりその時の人口は97億人と予想している。

 人口増加を考えるときに、中国、インド、アフリカを考えなくてはいけない。

 中国は予想よりも遥かに早くかつ急激に人口減少が始まっている。其れだけでなく中国は人口を誤魔化していると言われていて現在の実際の人口は数千万人単位ですでに公表値よりも少ないという意見もある。今世紀末には人口は半減するという予想もある。

 インドは今後も数十年単位で人口は増加するが、他のアジア諸国同様に所得があがるにつれて予想以上に少子化が早く急激始まる可能性がある。

 21世紀一番人口が増えるのはアフリカだ。2020年14.8億人が2100年42.8億人になると予想している。

 中国とインドがある程度豊かになったら世界の資金は最後の発展途上国であるアフリカに集中することになる。経済発展は確実に起こりアフリカ経済はついに離陸することになる。予想よりもはるかに豊かになりそして早く少子化が進むだろう。

 インドとアフリカの人口増加は予想よりはるかに抑えられ、中国の人口減少は予想とは比べ物にならないほど急激に生じることになる。

 この3つの地域の人口動態を考えると世界の人口減少は米ワシントン大が予想する2064年よりも早い2050年前後に起こると私は見ている。

 産業革命以後3世紀に渡り一貫して増え続けてきた世界人口が減少に転じる。その時に生じることは過去3世紀に経験しなかったことになるだろう。

 世界の人口減少が始まる2050年以後がどんな世界になるのかよそうしていくこととする。

2024年2月29日