ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

東京6区のマンション価格はまだ値上がりしている。

 東京カンテイの情報によると2024年2月70平米の中古マンション価格は関東圏、関西圏、中部圏のいずれも前月比でおよそ横ばいだが、すべての地域において昨年同月比でマイナスとなっている。短期的には上下があるが1年単位の中期になると値下がりしていることになる。

 範囲をもう少し狭めてみると東京23区、横浜市、神戸市は1年前に比べてやや値上がり、それ以外の主要都市は1年前に比べて値下がりしている。

 さらに絞り込んで都市部中心だけを見ると1年前に比べて名古屋中心部は下落、東京の城北、城南、大阪中心部は横ばいだが、東京6区(新宿、中央、千代田、港、渋谷、文京)だけが13.4%増となっている。

 地方は下落、都市部は中心部でも横ばい、唯一東京の真ん中の限られた都心部だけが値上げりをしているという状況だ。

 長期的に少子化が進み中期的に金利は少し上がるだろ。

 当面は地方は下落、東京6区以外の主要都市は横ばいか漸減とみる。東京6区も金利を考えれば普通の合理的な予想は頭打ちなのだが、ブランド力でさらに値上がりの余地はある。いわゆるバブルになっていく可能性は十分ある。

 東京6区は東京の他の区や市部に比べて地下鉄やバスの交通網、新幹線や空港など地方へのアクセス、多様な飲食店、映画館、催し物、美術館、博物館などの文化施設、複数の百貨店、公共の図書館、体育館、プール、などは比較にならないほど充実している。世界で間違いなく総合力で一番だ。

 もしかするとさらに値上がりするのではないかと私は考えている。

2024年3月30日