昨日ドイツ人は優秀なのに集団となると致命的な失敗をすると述べた。
同じようにユダヤ人も優秀なのにどうしてどの国からも追い出されてきたのか私には不思議だった。
ユダヤ人は優秀だ、世界の人々が認めるだろう。
相対性理論のアインシュタインを始めとして物理学、化学、医学、経済学、政治学の世界でユダヤ人は大きな業績を出している。政治経済の世界でもアメリカを中止のして絶大な力を持っている。
だが一方でどの国からも迫害され追い出されてきた。
そもそもユダヤ人はローマ帝国に祖国を追い出されたことで世界放浪が始まる。
中世から現代に至ってスペインを追われロシアやポーランドを追われ、ナチスドイツには集団虐殺された。第二次大戦後ユダヤ人はようやくアメリカとイスラエルに安住の地を見つけている。
キリスト教徒の中にいるユダヤ教徒は少数派異教徒であり、嫌われる金融業を生業としていた、あるいはイエス・キリストがユダヤ人によって殺されたということがユダヤ人差別の原因だと言われている。
おそらくそれが理由なのだろう。
だが最近は宗教の自由という権利はそれなりに欧米では認められているし、金融業はビジネススクール卒が行く尊敬される仕事だし、キリストがユダヤ人に殺されたことを根に持っている欧米人はまずいないだろう。
なのにイスラエルのガザでの行き過ぎた報復、無差別な虐殺に今再びユダヤ人は世界の批判の対象となりつつある。
イスラエルを止めることは世界の良識のあるユダヤ人しかいないとこのブログで述べたが、残念ながらイスラエルは暴走を続けるだろう。
伊東貫氏は、暴走は続きユダヤ人は世界から嫌われ、もしかすると安住の地であったアメリカから追い出される言っている。ユダヤ勢力が絶大なアメリカでそんなことはないとは思うが、優秀なユダヤ人が再び世界から嫌われると言いう点についてはその通りだと思う。
パレスチナ人に国を建国させることこそがユダヤ人のもっとも賢いやり方なのにどうしてあれだけ優秀なユダヤ人がそんな小さな譲歩ができないのかと伊藤貫氏は嘆いている。
2024年4月13日