ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

遺伝子検査がやってきた!その3,私は弥生人だ

 遺伝子検査では父方の先祖はY遺伝子、母方の遺伝子はミトコンドリア、のDNAを調べる。

 私は父方、母方ともにタイプD4で弥生系だった。

 日本人の遺伝子の8割以上が弥生系で残りのほとんどが縄文系らしい。1000年~5000年前に揚子江あたりに住んでいた私の先祖は何らかの理由で土地を離れ舟に乗ってか氷河の上を歩いてこの日本列島にやってきたのだ、大変だっただろうと思う。

 だが仮に2000年の間に20年ごとに子どもを産んだとして100世代前の話だ。

 どの世代もこどもを二人づつ生んだとすると、子孫の数は2の100乗でその答えは遥かに今の日本の人口1億2千5百万人を上回る。つまり途中で子孫同士のこどもが何度も結婚しこどもが生まれていることになる。逆に言えば現在の日本人は全員遠い親戚同士であり、近かったり遠かったりの親戚が交じり合いっている。今の日本人全員の先祖は弥生人全員でもあることになる。

 かつて直系の先祖が海を渡ってきたとロマンを感じるが、かように血の濃さを考えると遥かに遠い親戚の話でしかない。

 だが一方で揚子江中流と東京で距離は2500キロもある。100世代の中の誰かが一気に2500キロを移動したのか、あるいは何人かの人が2500キロ移動したのか、あるいはすべての世代がそれぞれ25キロも移動したことになる。

 まあ私一人で関西から東京へ500キロ移動しているのだから今なら大した話ではないが、車もなく舟も粗末な物しかない時代によくもこれだけの移動をしたものだ。

2023年2月9日