ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

節酒一か月、酒は万病の元かもしれない。

 全くの手のひら返しの発言になるが、酒はもしかするとまったくの体に毒なんだと思う。

 厚生労働省や各酒造メーカーのホームページを見ていると適度なお酒を飲みましょう、一日20mg、ビールにして500ml缶1本あるいは日本酒1合が適量、それ以上飲むと健康を害するとしている。

 さらに全くの飲まない人と一日20mg飲む人を比べると全く飲まない人よりも20mgぐらい飲む人の方が長寿だとしている。

 話は変わるが砂糖は多量に取ると肥満や糖尿病になるが、少量であれば毒ではない。だが未だに砂糖は体に悪いと信じている人がいる。

 砂糖が体に悪いと言い出したのはケネディー大統領だ。1962年キューバ危機の際にキューバからの主な輸入品である砂糖の消費を減らすために、まったく世の中に受け入れられていなかった砂糖害悪の論文をアメリカの片隅の大学で見つけ出して大々的に宣伝したのだ。

 砂糖は体に悪いはケネディー政権のポジショントークだったのだ。

 少量の酒は体にいい、酒は百薬の長も同じではないか。

 みんなが酒をやめてしまったら酒造会社は倒産する。国は酒税が入って来なくなる。何より酒飲みには一番の言い訳だ。少量の酒が体にいいはポジショントークなのだ。

 よく読んでみると「少量の酒は体にいいと言う説がある」と書いてある。本当は少量の酒でもダメという論文は普通に沢山あるようだ。たぶん後者が正しいのだろう。

 「少量の酒は精神をリラックスさせる。それにより心臓疾患が減る。」とも書いてある。

 ということはアルコールは精神面だけに効果があって肉体的物理的には効果はないということになる。アルコールが心臓にニトログリセリンのように直接効くわけでない。酒を飲まずにリラックスは別の方法を取るというのがベストということになる。

 いままでポジショントークに騙され、自分もポジショントークに乗っかって酒を飲んでたわけだ。

2023年1月12日